【髪育食】塩の種類
99%以上化学物質の塩がある?
塩には、大きく分けて3つの種類があります。
●精製された「食塩」 ●輸入塩や精製塩ににがりなどを添加した「再生加工塩」 ●海水から水分のみを蒸発させた「自然塩・天然塩」
自然塩には、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、ヨウ素などのミネラル分がバランス良く含まれています。 一方で精製された食塩の中身は塩化ナトリウムのみで、99%が純粋な化学物質で出来ています。
食塩の作られ方
食塩は、まず海水を電気分解しナトリウムイオンを取り出して 濃度の高い塩水を作ります。 そこからさらに煮詰め、塩の結晶が出来上がります。 食塩は手触りがサラサラして水に溶けやすく、味も塩辛いのが特徴です。
パッケージで見分ける際には、裏面(成分表示が記載されている面)などに ・塩化ナトリウム 99.9%以上 ・工程に "イオン膜" という記載がある(例 工程:イオン膜 立釜 乾燥) ※工程は原材料の下に記載の場合が多い 日本では1971年から1977年まで塩の自由な製造・輸入・販売が禁止されていて、売られていた殆どの塩がこの精製塩でした。
再生加工塩の作られ方
再生加工塩は、輸入した塩(主にオーストラリアやメキシコ産など)や精製塩を海水で溶解した後に、にがりやミネラルを加えて成分を調整した塩です。 メーカーなどによってその製法は異なりますが、「○○の塩」という名前で売られていることも多く、にがりが添加されたものは ”粗製海水塩化マグネシウム” と記載されています。
天然塩の作られ方
天然塩の製法は大きく分けて3種類あります。
●完全天日塩 ●平釜塩 ●岩塩・湖塩
完全天日塩は太陽と風の力を利用し天日干しで作られます。 平釜塩は始め天日干しをした後に、低温の平釜でじっくりと煮て作られます。 このどちらの製法も昔ながらの方法で、低温で作るとミネラルが壊されないため最もミネラルが豊富な塩と言えます。
また意外なことに、岩塩はミネラル分が失われています。 岩塩はヨーロッパや北米・アジアなどで採取されたものが多く長い年月をかけて化石化した塩なので、その間にミネラルも失われてしまっているのです。 湖塩とは、塩湖から採取される塩で、塩湖にの水ははるか昔陸に閉じ込められた濃度の高い海水です。
次の記事では、99%化学物質の精製塩を摂取しすぎるとどうなるかをお伝えします。
