ファッションウィッグと医療用ウィッグの違いは?ウィッグの選び方

ファッションウィッグと医療用ウィッグの違い

 

①ファッション用ウィッグ


ファッション(おしゃれ)を目的としたウィッグです。種類としては、フルウィッグ、ハーフウィッグ、前髪用、お団子、襟足用など様々な種類があります。毛質も人毛100%のものから、人工毛、MIX毛など様々で、既製品であれば比較的安い値段で購入が可能です。またカラーも豊富で地毛に違和感なくなじむ毛色で作成してくれるサロンがたくさんあります。
びまん性脱毛症などで薄毛が気になってきた方、毎月白髪染めをしていて手間を省きたい方、部分的にウィッグでボリュームアップさせ若々しい印象にしたい方などにおすすめです。ウィッグは薄毛治療や育毛と異なり、付けた瞬間からボリュームアップ効果を発揮できるのが特徴です。ウィッグのおかげで明るくなれた、前向きになれたなどの感想も多く、お出かけ用のオシャレでの活用やパーティでの着用など、用途に合わせた使用が可能で様々な楽しみ方ができます。

②医療用ウィッグ

病気、ケガ、やけどに加え、近年では抗がん剤治療などにより髪に悩みを抱える様になった方向けに開発された商品です。ファッションウィッグとの大きな違いは肌に直接ウィッグが触れるため、ネット部分の素材がより肌に優しく通気性に優れたものが多いのが特徴です。
また、抗がん剤治療などは脱毛開始期から脱毛中、そして再び髪が生え揃うまでウィッグを使用しますが、その間髪の量により頭のサイズが大きく変化します。医療用ウィッグはそのようなサイズ変化にも対応できるものが多く、アジャスターなどでサイズ調整が簡単にできたり、購入店舗でサイズを調整してくれるところもあります。

医療用ウィッグを購入する際の注意ポイント

抗がん剤治療を行う場合、治療後は治療前と同じような髪が生えてくると思っている方は注意が必要です。治療前はクセ毛ではなかった人でも、治療後に生えてくる髪は細くてコシがなく、クセが強くてパーマをかけたように根元からチリチリとしている場合があります。
医療用ウィッグを扱うサロンの中には、そのような治療後の髪のケアや自毛デビューまでサポートしてくれるサロンもあるので、そのようなサロンで医療用ウィッグを作っておくと治療期間だけでなくその後の自毛デビューまで安心して過ごすことが出来ます。

*子供用ウィッグ

無毛症、火傷や薬物治療に加え、円形脱毛症のお子様向けに開発された商品です。お子様向けの為、大人向け医療用ウィッグよりも伸縮性のある素材やゴムアジャスターでよりフィットするように作られているものが多いです。

ウィッグの種類と特徴

①トップピース

【用途】薄毛カバー・ボリュームアップ、または、おしゃれやファッションの利用
【説明】トップ部分のボリュームアップが手軽にできる点が魅力です。必要な箇所に装着するのみで、全体の髪型を変えずに調整が可能です。自然に仕上げることができる最大のツールです。

②ハーフピース

【用途】薄毛カバー・ボリュームアップ、または、おしゃれやファッションの利用
【説明】もみあげと襟足を部分補強する土台のないタイプのウィッグです。先ほどのトップピースよりも広範囲をおおうことが可能です。白髪の状態に合わせる必要がなく、自然なスタイルを保つことができるのが魅力です。

③フルウィッグ

【用途】薄毛カバー・ボリュームアップ、または、おしゃれやファッション。医療用での利用。
【説明】頭全体から被るタイプで、自髪はピンやネットでまとめて装着を行います。ファッションでは、イメージチェンジで使用したり、医療用では、失った髪を以前と変わらない状態に近づけることができます。ファッションとしても医療用としても活用が可能でメジャーなタイプです。

④ヘアアクセサリー(つけ毛)

【用途】ファッション
【説明】前髪・襟足など髪型に合わせて簡単につけることが可能です。装着のみでイメージチェンジでき、手軽なものなので、年齢を問わず使用できる点が魅力です。

ウィッグの作成方法~既製品・オーダー品の違い~

①オーダーメイドウィッグ

利用者の頭に合わせて型を取って作成する為、装着に対しての安定感が非常に高いです。さらに希望のヘアスタイルやカラーを詳細に指定することができるので、最も利用者の希望に近いウィッグが作成できる方法と言えるでしょう。最近では、フルオーダーでも以前より安く購入できる価格帯のものが増え、より気軽にオーダーメイドウィッグを楽しめるようになってきました。
頭のサイズ測定から始めるため、完成するまでに約1~2ヶ月程度は見込んでおく必要があります。購入後もサポート体制が整っているサロンが多く、サービスによっては1つのウィッグでカールやカラーをして様々なスタイルを楽しむことも出来ます。

②セミオーダーウィッグ

あらかじめヘアスタイルが出来上がっているので、カッティングやサイズ変更をして、利用者の希望やサイズ感に合わせて作成する商品です。多くの場合、サロンにある既成商品の中から希望に近いものを選び、カッティングを施しながら理想のスタイルに近づけていきます。
セミオーダーウィッグでも、その後のカット次第でオーダーメイドのようにオリジナルのウィッグが出来ることも多く、フルオーダーメイドと比べて大きなメリットは手頃な価格と完成までの期間の違いと言えるでしょう。取り扱いサロンによっては、即時カットをして当日中に持ち帰り可能なところも多くあります。

③既製品ウィッグ

既にカッティングが終了しており、ヘアスタイルも完成している商品です。すぐに使用するが可能で、最近ではインターネット通販でも豊富な種類の既製品ウィッグが販売されています。「ウィッグはつけたことが無いのでとにかく安く試してみたい」「カットは自分で出来るので安く様々な種類のウィッグが欲しい」といった方におすすめです。
しかし、通販で購入した場合アフターサービスなどの保証が無いことが多い点や、あまりに安価な商品は通販サイトに掲載されている写真と実際に届く商品の見え方が違ったり、明らかにウィッグだと分かる安っぽい人工毛で作られていることもあるため、注意しましょう。

関連記事

  1. 実は日本人のほとんどが似合う?! 知的なオーラを醸し出すセンター分けスタイル

  2. 結婚式にもオススメ!簡単おしゃれなウィッグダウンポニーテール

  3. 自然に見えるウィッグはつむじと分け目が重要?!バレないウィッグの見分け方

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

口コミを投稿する
20文字以内
50文字以内
内容

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)