女性が悩む脱毛症は、大きく6つに分類できます。 この6つの症状によって原因や対策が異なりますので、 まずは自分がどの症状に当たるか確かめてみましょう!!
①瀰漫(びまん)性脱毛症
薄毛や抜け毛で悩んでいる女性のほとんどが、びまん性脱毛症だと言われています。 この症状は、原因を取り除けば改善できる場合が多く、まずは原因となるものの改善が最優先となります。
(注)「びまん」
びまん自体は“一面に広がる”という意味。
②分娩後脱毛症
妊娠中から出産後にかけてホルモンバランスが乱れ、その期間を中心に抜け毛が目立つ場合があります。 基本的には1年以内に自然回復しますが、高齢出産や体力が低下している場合は、それ以上かかってしまうこともあります。 また状況によっては深刻なものもあり、完治が困難な症状に陥ることもあります。
③脂漏性(しろうせい)脱毛症
過剰に分泌されてしまった皮脂によって、毛穴が塞がれ、頭皮が炎症を起こすことで、皮脂の分泌異常が原因で起こる症状です。場合によっては、脂漏性皮膚炎を起こすこともあり、すぐに専門医の診断が必要です。 症状としては、髪が細くなったり、地肌が目立つようになります。 そのように感じる場合でも、早めに対処しておきましょう。
原因としては、食生活が基本で、偏った食事や不規則な睡眠などが考えられます。 髪も健康になるよう心がけた生活を送ることが大切です。
④粃糠性(ひこうせい)脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症は頭皮が不潔な状態で、フケが大量にに出る場合に発症しやすい脱毛症です。シャンプーをしているのにという方でも、頭皮の乾燥により、フケが発生し、そのフケが毛穴を塞いでいる場合があります。
そのフケにより頭皮が炎症を起こし、髪の成長が妨げられて発症することがあります。 正しくケアをしているのに、フケが異常に多くなってきたという場合は、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)の可能性もありますので、早めに専門医に相談しましょう。
⑤牽引性(けんいんせい)脱毛症
毎日同じところで分け目を作っていたり、ポニーテールやお団子など髪の毛を縛るヘアスタイルを続けていると髪の毛の同じ部分に負荷がかかり続けます。 徐々に毛根が痛み始め、分け目部分の脱毛が激しくなります。 対策としては、固定した分け目にしないことで、頭皮の負荷を軽減させることです。
⑥円形脱毛症
すべての人が患う可能性がある免疫性疾患と言われています。 症状としては、十円玉のような円形や楕円形に脱毛していく突発的な脱毛症です。 脱毛部分の大きさにより回復速度は異なりますが、小さめの場合は、自然に完治することも多いです。 徐々に大きくなってくる場合や、何度も症状が起こる場合は専門医に相談しましょう。
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