白髪が生える原因は?
そもそも、髪は毛母細胞で作られた時には色を持たず、白色の毛が生成されています。しかし、外に押し出されるまでにメラニン色素によって色を施され、黒色・茶色・金色などの色素を持って皮膚の表面に現れてきます。白髪が増えるということは、頭皮の細胞で作られるメラニン色素の量が減り、髪に色がつけられない状態で皮膚の外に伸びてきたという状態です。
髪が作られる仕組みとは?
髪の毛とは、図の毛母細胞が毛乳頭より栄養分を受けて細胞分裂を行い、 そのうちの毛質に変化したものが皮膚の表面に押し出されたもののことです。
この毛母細胞には、髪の毛を作る細胞と、その髪の毛に色をつけるためのメラニン色素を生成するメラノサイトが並んでいます。
年齢と共に白髪が増える理由
しかし、年齢を重ねるごとにメラノサイトが減少してしまいます。また、メラノサイトでメラニン色素が作られる際に必要な チロシナーゼという酵素も年齢と共に減少します。そうすると、生成されるメラニンの量も減り、メラニン不足で色のついていない髪(白髪)が増えてしまいます。
さらに、生活習慣による血行不良などでも毛母細胞に十分な栄養が運ばれなくなると、 メラノサイトの機能も弱まってしまいます。加齢と共にメラノサイト、チロシナーゼが減少するのを完全に防ぐことは難しいことですが、 中には40代の頃より50代の方が白髪が減ったという方もいます。
●食事のバランス(栄養の取り方)を見直す
●自律神経を整える(睡眠や精神の安定)
●頭皮への刺激を減らす
などでメラニン色素を生成する機能を少しずつ高めていくこともできると考えられます。
白髪は遺伝する?
白髪は以前より遺伝要因が強いと言われてきました。けれど、白髪になりやすい体質の家系であったとしても白髪が多く出るかどうかには、生活習慣(特に食生活)やストレス(自律神経の乱れ)などが大きく影響しています。
白髪は抜くとほんとに増える?!
白髪を抜くと増えるということはありません。では、なぜそのような迷信めいた話が広まったのでしょうか。
その理由として考えられるのは、白髪が気になり始める時期というのは今まで見当たらなかった白髪が増え始め気になりだしている時期です。その原因は、加齢や生活習慣の乱れなど様々ですが、メラノサイトの機能が弱まりメラニン色素を生成されにくくなっている状態です。そのため、そのような時期に目についた白髪を抜いたところ、メラノサイトの機能が弱まっていることに変わりはなく白髪はまた生えてくるため、”白髪が増えた”という感覚になるためではないでしょうか。
白髪を改善する方法
白髪を改善するには
●メラノサイトの機能を高める
●メラニン色素の元となる成分を摂取する
この2つがポイントになってきます。
そもそも、メラニン色素って?
メラニン色素、、、女性ならどこかで聞いたことのある人も多いのではないかと思います。そう、あの「シミ」を作りだす色素です。肌のシミは増やしたくないので「メラニン色素は大敵!」というイメージを持っている人も少なくないかもしれません。しかし、このメラニン色素は髪の毛にも色をつけてくれるんです!
このように毛髪を断面図で見てみると、毛髪内のメラニン色素が不足すると白髪になり、びっしりとメラニン色素が含まれている髪は黒髪になります。
メラニン色素は何から作られる?
チロシンというアミノ酸の一種が元になってメラニン色素は作られます。チロシンは、脳や神経を正常に働かせる為に必要不可欠なアミノ酸です。 神経伝達物質の濃度が上がることでやる気が出る、気分転換ができるなどの作用もあります。このチロシンは、単体でメラニン色素に変化するのではなくチロシナーゼという酸化酵素によってメラニン色素に変化します。
これはメラノサイトで起こっている現象。メラノサイトの機能が低下すると生成されるメラニン色素の量は減ってしまいます。また、原料となるチロシン不足でもメラニン色素の量は減ってしまいます。
黒髪を作るメラニン色素を増やすには
白髪を改善する=頭皮で生成されるメラニン色素を増やすということです。
そのためには、
●メラノサイトの機能を高める
●チロシン(メラニン色素の元)を摂取する
ことが大切になります。
※チロシナーゼは元々体内にある分子なので増やす必要はありません。
チロシン(メラニン色素の元)を増やすには?
髪に色をつけてくれる”メラニン色素”の元となるチロシン。白髪を改善するには、まずこのチロシンを増やす必要があります。チロシンを増やすには2つのう方法があります。
①チロシン そのものを増やす
②チロシン の元となる フェニルアラニン を増やす
私たちの体の中の「肝臓」では、フェニルアラニン(必須アミノ酸 体内で合成できない)をもとにチロシン(非必須アミノ酸 体内で合成できる)が作られています。つまり、フェニルアラニン と チロシン を積極的に摂取することが白髪改善に繋がります。
チロシンを食べ物で摂取するには
チロシンを多く含む代表的な食べ物は
●大豆(きな粉・納豆・豆腐,,,)
●チーズ
で、100g あたり1000mg以上のチロシンを含んでいます。
大豆の加工製品では、納豆よりも大豆の元の成分に近い豆腐の方がチロシンを多く含みます。その他にも、ごま・卵黄・レバー・ピーナッツ・落花生などにも多く含まれています。
食べ物で1日に必要なチロシンを摂取するには
私たちが1日に必要なチロシンの摂取量は500 ~ 2000mg程度。チーズやお豆腐を50~200g程度食べれば十分な量なので、これらの食品が好きな方は毎食大豆製品やチーズを摂取することを心がけてみると良いでしょう。
魚介類では、かつお・マグロ・たらこ・アジ・サワラ・ぶり・タイ・イワシなどにも100gあたり500g以上含まれるとされています。また、これらの食べ物はフェニルアラニン(チロシンの元)の含有量も高いものが多いのです。(特に大豆製品や落花生、卵黄、レバーなど)フェニルアラニンは肝臓でチロシンに合成されるので、このフェニルアラニンもチロシンも摂取できるなんて一石二鳥ですね!
ただ、チーズなどは高カロリーになる場合もあるので注意が必要です。チロシンとフェニルアラニンの両アミノ酸が豊富なバルメザンチーズを必要摂取量分食べようとすると約15g=約70キロカロリー相当にもなります。
サプリメントで効率よくチロシンを摂取する方法も
忙しくて毎食大豆製品を取り入れることができない、またサプリで効率よく必要成分を摂取したいという方には、栄養機能食品『セレビィブラック』がおすすめです。健康な髪の毛を育成するイネ科植物由来の「ミレットエキス」、中国四川省などに野生する非常に希少なキノコで育毛剤などにも使用されている「ザイラリア」、抗酸化作用があり医学界でも注目を集めている「ブロッコリースプラウトエキス」など全43種類の贅沢成分が配合されています。
皮膚や粘膜の健康を維持する”亜鉛・ビオチン”、赤血球の形成を助ける”銅”、がバランス良く含まれ、1日3粒で必要な栄養素を摂取することができます。
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・1本90粒(約1か月分)
食べ物で摂取する場合は適量を心がけて
どんなに体に良い食品でも”バランス”が大切ですがチロシンも同じ。過剰に摂取しすぎると頭痛や気分が悪くなる場合もあります。シミやそばかすが増える原因にもなりやすいフェニルアラニンは、血圧を上昇させる作用もあります。食べ物で積極的に摂取をする場合は、適正量を心がけながら程よく取り入れていきましょう。
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