ドライヤーの熱は頭皮や髪に悪い?!
「ドライヤーの熱のせいで、髪は傷んでバサバサになる」と思っていませんか? そのため、タオルドライと自然乾燥のみでドライヤーは使いませんという方、その考え、髪や頭皮をむしろ傷めつけているかもしれません。
ドライヤーを使わず、頭皮や髪が生乾きで長時間放置された際のデメリットは、
① キューティクルが開きっぱなしで髪が傷みやすくなる
② 頭皮と髪に雑菌が繁殖!かゆみやフケ、臭いのトラブルに
③ 頭皮の温度が下がり、血行不良に。栄養が毛根に届きにくくなり抜け毛の原因に!
と、大きく3つに分けられます。
確かにドライヤーの使い過ぎによる熱は、髪や頭皮によくないですが、それ以上に生乾きの状態の方が悪影響を及ぼします。美髪をキープし、抜け毛、薄毛を予防するためには、入浴後にしっかりとドライヤーで髪を乾かしましょう。
髪を美しくする正しいドライヤーの使い方
① 優しくタオルドライ
ただ熱風を勢いよく髪や頭皮に当てるだけではNGです。まずは、優しく髪と頭皮をタオルドライしましょう。摩擦から髪を守るため、ゴシゴシするのは厳禁です。根元が気になるからと爪を立てるのも、地肌を傷つけてしまうので、注意が必要です。
② 熱よりも風量で
髪を乾かす時は、毛先よりも根元が大切です。頭皮が乾いていれば、毛先は8割程度で充分です。すぐに乾かそうと高い温度で髪や根元に近づきすぎないように注意していください。むしろ風量を重視し、しっかりと乾燥させてください。最初は「強風」で髪の内側を乾かし、ある程度乾いたら風量を下げ、熱風を冷風に替えて全体に乾かしましょう。
③ 仕上げに保湿を
髪をドライ後、パサつきが気になる場合は、保湿のためクリームやオイルを少量手にとり、優しく馴染ませましょう。特にオイルは多く取り過ぎると、髪がベタつきペッタンコになってしまうので、少量だけにしましょう。
キューティクルがはがれることで起こるダメージヘア。ドライヤーを正しく使い、オイルやクリームで栄養を与え、しっとりツヤツヤの美髪を目指しましょう。雨の日に髪が湿気で広がるのはダメージヘアが原因です。美しい髪は梅雨の時期でもストレスフリーです!
髪のうねりやパサつき原因はドライヤーの温度が原因だった?!
一般的に使われているドライヤーの温風は100度~120度です。ドライヤーの吹き出し口に近ければ近いほど温度は高くなり、髪の表面温度が100度を超えるとタンパク質変性を起こし、髪のうねりやパサツキの原因となります。 髪にダメージを与えないドライヤーの温度は70度くらいまでとされ、髪のためには出来るだけドライヤーを20cm以上離す必要があります。
また、長時間のドライヤーは髪の火傷リスクが高まります。ショートやミディアムで5分、ロングでも10分までがよいでしょう。そのためにもまずはタオルドライでしっかりと水分オフする必要があるのです。
最近では、「低温ドライヤー」という50度から70度くらいの温度で、風量の多いドライヤーが注目を集めています。実は低温すぎても乾かすのに時間がかかり、結果摩擦で髪にダメージを与えてしまうため、最適な温度は60度を言われています。60度の熱を均一に広げることができるドライヤーであれば、髪のタンパク質の変形を防ぎながら素早く乾かすことが出来、理想の乾かし方だと言えるでしょう。
いかがでしたか?髪を美しく保ち、抜け毛や薄毛を予防するには、ドライヤーは必須でした。熱は髪に悪いという概念だけでドライヤーを避けていた方、乾かすのが面倒で自然乾燥していた方、生乾き状態が髪や頭皮に及ぼす悪影響は恐ろしいものです。これからはしっかりとドライヤーで髪や頭皮を乾かし、正しいケアを心掛けましょう!
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