ウィッグ選びの際に最重要とも言えるポイントが「自然さ」です。インターネット上で見る商品画像などでは、装着した時の自然さがわかりにくいものもあるので、ウィッグを選ぶ際は下記のポイントをチェックしましょう。
POINT①自然なつむじ・分け目を実現する毛の生え方と量
通販や安いウィッグを購入した方の多くが、つむじや分け目、生え際が不自然すぎるという理由でウィッグ選びに失敗しています。ボリュームを増やしたいからと言って、頭頂部(つむじ・分け目)部分にぎっしりと毛が生えていると、不自然ですぐにウィッグだと分かってしまいます。
専門のサロンで売られているウィッグやオーダーメイド商品は、職人が1本1本手仕事で毛を植えていることが多いため、このつむじ・分け目・生え際の毛量や毛の生え方、向きが絶妙なバランスで作られており、近くで見てもウィッグだと気づかない品質のものがたくさんあります。試着可能な場合は、この「つむじ・分け目・生え際」の毛量と毛の生え方が自然に見えるかをまずチェックしましょう。
POINT②頭頂部から見える土台
通販や安いウィッグを購入した場合、実際にウィッグを付けてみると頭頂部からネットが透けて見えている、ということも多くあります。この場合、電車やバスなどで座っている際に上から見られるととても不自然でウィッグだということが気づかれやすいです。
近くで見られても自然な人工皮膚
特に医療用ウィッグなどは直接地肌の上からつけるため、最近はつむじや分け目部分に皮膚のように見える「人工皮膚」がつけられているウィッグも多く、その場合は近くでつむじや分け目を見られてもネットが透けることはなくとても自然に見えます。人工皮膚の部分が大きければその分通気性は悪くなりますが、様々なスタイルチェンジが可能です。逆に小さければ通気性は良くなりますが、スタイル変更が難しくなります。
通気性に優れたネット選びが快適さを左右する
専門サロンで販売されているものやオーダーメイド商品の多くが、ネットの通気性にもこだわり、柔軟性とフィット感を追求されているものが多いです。脱毛症などの場合は特にフィット感が重要視され、スポーツをしたり風が強い日でも安心して装着できるよう工夫がされています。抗がん剤治療などで医療用として使用する場合は毛量の変化があるので伸縮性が重要視される場合が多く、サイズ調整機能がついているものもあります。
また、安価な商品でネットの目が大きすぎ、通気性には優れているけれどその分自然さに欠けるという場合もあるので、購入の際はネットの部分もしっかりとチェックしましょう。
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